長野市「手打そば処横綱」YOKODUNA-SIZE-SOBA


手打そば処横綱
場所 長野県長野市小島田町1384 [地図はこちら]
電話 026-283-4527
ジャンル 蕎麦屋
バリアフリー ◯
駐車場 あり

昔面白かったものが

今はまったく。という事がしょっちゅうある。すんげー面白かったのに、あれほど感動したのに全然響かない。反対もまったく同様だ。もちろん単に忘れているという事はあるのだが、これは当たり前でもある。人間だれでも歳をとるのだ。その時と現在が数年ほどの差であればさほどの違いはないが、数十年ともなれば無視できないほどの差が出なければおかしいのだ。その分体験や知識が蓄積される、物事の捉え方や考え方が熟成される。興味深い人物となるか、面白い存在となれるかはわからないが、人が変わるのは体型だけではない。すべてが微妙かつ確実に変わっていくのだ。

だから

おれは、もともとどこにいたのだ。
という思考も必要であると思う。かつてはどのようなものに親しんでいたのか、なにに面白がり、興味を持っていたのか。

幾度も

書いていることだが、筒井康隆という作家は私の中で絶対的な『基準』といえる存在なのだ。したがって間違っても悪口は言わない。「面白くなくなった」とは言うが、これはご本人が認められている事だからよいのだ。

基準

だから、たまに読み返しては現在の自分との距離を計るなんて事もしている。これはこれでなかなか面白い。先だって「走る取的」を読み返したのだがこれがすごかった。昔も今もけたけた笑ったのは変わらないが、今回は凄みをまともにうけて面白いというより、強い衝撃を受けた。友人が軽くからかった力士にひたすら追いかけられ、追いつめられるだけの話だが、次第に強まる恐怖が笑いに変わり最後は、というプロセスがすごい。のっている作家はなにをやってもうまくいく、という典型だ。

「手打ちそば 横綱」

川中島古戦場公園内にある蕎麦屋さん。そばでお腹を満たしたい時に行くのが草笛かこちらである。本音をいえば、大きな開口部から入りこむ明るい日差しが心地よいこちらを好むのだが、立ち回り先が違うのでなかなか来る事が出来ないのが残念で仕方がない。

「横綱そば」880円

この白いそばは更科というのか。あまりにも知識がなさすぎるので、語りたくはないのだが、その品のよさに惹かれてならない。そしてすごいのがボリュームだ。

そばの山といってよいフォルムはまさしく横綱とさえいえる威容が発揮される。そばはやはり冷たくキリッと締められていないとならない。

「ミニ天丼」330円

『横綱はけっこうな量ですよ』

と制止が入ったに関わらず注文してしまったサイドメニューだ。いつもはかき揚げにするのだが、ついお願いしてしまった。

ミニ

とは冠されているが海老天をはじめとしてカボチャ天、長芋天、ししとう天、エノキ天の5種の天ぷらが搭載されている。小ぶりとはいえ堂々たる陣容は、横綱そばにまったく負けてはいない。

という事でまた横綱なみに食べてしまった。取的より怖い、某女に追いかけられないよう引き締めていかねばならぬ。