長野市「珈琲館・珈香」喫煙話とある喫茶店の最高ランチ

喫茶店

店名 珈琲館・珈香
場所 長野県長野市鶴賀西鶴賀町1549-8 [地図はこちら]
電話 026-235-2932
ジャンル 喫茶店
バリアフリー △ 入口に段差あり
駐車場 なし 近隣にコインパーキングあり
食べたもの 「特製日替りランチ」1000円

いつぞや

まだ20歳代前半の男の子とサシで話をする機会があった。昔の映画が好きだという彼は、うっかりすると彼の母親が生まれたくらいの時期の作品をよく知っていた。ゴダール「気狂いピエロ」が好きだというので、最後のモノローグはルイ=フェルディナン・セリーヌの詩だよ。とか、ジャン=ポール・ベルモンドの他作品のことを話してあげると狂喜乱舞したものだ。なかなか可愛らしい姿だけど、お前ヲタクだよな。

その彼が放った言葉が印象的で

数年を経た現在でもはっきりと記憶している。

「なんで昔の人ってタバコ吸ってるんですか?」

あぁそうか、そうなのか

まだ20歳代前半の彼からすると、タバコどころか喫煙者そのものが珍しいのか。宮崎駿「風立ちぬ」に登場した煙もうもう喫煙シーンが物議を醸したが、あんな場面はごく普通のことであったではないか。1966年時の成人男性83%がピークらしいが、そこまで古いことを持ち出さずとも、私の20歳代はみな吸っていたぞ。

それがいつの間にか

みながみな禁煙し始め、流行なのか現在では20%を切っているのだとか。私もベビースモーカーの義父が肺がんとなりピタリとやめ、オヤジがやめたんだからオレも。という事で完全禁煙したのが2008年2月28日。以来13年、禁を破ることもなく無事に禁煙出来ている。不思議な事に目の前で吸われても気にならない。よしんば吸ってしまっても、吸い始めるなんて事にはならないと思う。

鶴賀の界隈はごちゃついていて飲み屋だらけ

というのはここが遊郭街だった名残である。とは亡くなった伯母から聞いたこと。かつての繁華街が好きな私は、たまぁにうろちょろするのだが、以前からこの一郭にある喫茶店が気になっていた。美味いコーヒーとランチもあると聞いた。よし行ってみよう。

「珈琲館・珈香」

タイル貼りに洋瓦をあしらったフォルムは昔懐かしき純喫茶という風情。入り口のドアに

『たばこが吸える喫茶店』

という手書きのボードが掲げられている。

今どきはこうでもしないとクレームがすごいのだとか。といっても内部のニコチン臭はさほどでもない。換気と清掃が行き届いているのであろう。席につくと、サッと灰皿が出てくるあたりは喫煙者にはたまらないだろう。

「特製日替りランチ」1000円

本日の日替りはとんかつ。とはいえソースではなく自家製タレをつけていただく。そばつゆを少し甘くした感じの味わいが変わっていて美味い。美味いといえばかつの上には揚げナス!おおおお素晴らしい。

小鉢ものは野菜の煮物。大根、にんじん、オクラが品よく並んでいる。おおおお丼いっぱいのサラダは嬉しいぞ。ゆで玉子半分、蒸し鶏数切れ、スナップエンドウ、ゆでエビ、ゆでたカボチャ、菜の花のおひたし、セロリ、プチトマト、レタスのサラダなんてすんごい豪華ではないか。

 

吸い物代わりに温かいそば。エノキ、シイタケがどっさり。ここにてんこ盛りご飯にコーヒーがついて1000円だなんて豪華すぎる。

もう一品!

と冠された「ホイップクリームとコンデンスミルクの甘いトースト(ザ ・カリスマ)」というメニューに惹かれたが、これは次回のお楽しみとして席を立つ。近々必ずお邪魔します。

といっても

喫煙に対して理解があるように書いた。吸う吸わないはその者の選択であるからだし、気にならないのも事実だ。
しかし、だからといって

私の目の前で吸ってよいというわけではない。

匂いが好きなわけでもないのでどうか勘違いのなきようお願いする次第だ。


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