店名 秋山食堂
場所 長野県長野市小柴見375 [地図はこちら]
電話 026-228-8431
ジャンル 食堂
バリアフリー ◯
駐車場 あり
食べたもの 「アジフライ定食」850円
この世に変わらないものなどどこにもない
「うちは創業以来300年も製法を変えていない」
「ここは出来てから200年もそのままだ」
などという話はいつも耳にすることだ。もちろんそこに関係される方々の地道な努力によって大事にされ、運営されてきているからこそ長持ちもするし長く親しまれてきてもいるのだ。
しかし
変わっているからこそ長続きしているという側面もあるのだ。意地悪を言うわけではない、人は生きている以上、時間を元に戻す事が出来ない以上、人は動き、暮らしは深まり、すべては移ろいゆく。自らの来し方きたしかたがどのようなものであろうと、周囲が変われば自らも合わせざるを得ない。時として寂しくも悲しくもあるが、仕方のないことともいえる。生きるという事はそんなものだ。
モノもコトもヒトも移ろいゆく
変わらざるを得ないのであれば、なにをもってしてアイデンティティとなすのか。それはあり方・精神性である。人材が変わろうと、運営が変わろうとあなたがあなたでありさえすればよいのだ。
「秋山食堂」
久しぶりの秋山食堂、といってもひと月程度でしかないが、それだけ空いただけでも十分「久しぶり」に感じてしまう。私にとってそれほど大きな存在なのだ。
3月11日以来の店内は少しメニューが増えたようだ。それも
「おでん定食」
「チャーシュウ煮汁炒飯 目玉焼付」
「ひじき煮 おから おひたし定食 汁付」
おおおお!
「久保田さんのおすすめ 煮かつ定食」
があった!マスター、だいぶ復調してきたようだ。
そして私の注文は
「アジフライ定食」850円
いつもの丸皿にフライの山。本来ならアジフライの山であるべきと思うのだが、そこを軽々と凌駕するのが秋山食堂流。アジフライは一尾分だけにとどまり、あとはエビフライ二尾、玉ねぎフライという豪華なラインナップ。
これはすごい。素晴らしい。玉ねぎフライには洋がらし、エビフライにはソースをたっぷり、そしてアジフライには醤油とバラエティ豊かに味わう。この百花繚乱状態こそ秋山食堂といえる。
あれだけの事があったのだから
すぐに戻れというのは辛いだけであろう。しかし、秋山食堂もマスターも変わらない。これからもよろしくお願い致します。またいつかチャーシュウエッグ丼を食べさせてください。
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