松本市「きはちらくはち」ご馳走ワンプレート ①

デカ盛り

店名 きはちらくはち
場所 長野県松本市村井町西2-1-32 [地図はこちら]
電話 050-5595-7974
ジャンル 居酒屋
バリアフリー △ 入口に段差あり(靴を脱いでの入店、店内にも段差あり)
駐車場 あり
食べたもの 「本日のプレートランチ」1419円

以前読んだ

ある漫画家(たぶん手塚治虫)のエッセイで、最初に入ったアシスタントのAくんは、草深い山の中で生まれ育ったためか一番のご馳走はカレーライスだと思い込んでおり、作品の背景にご馳走を描け、と指示したらカレーライスの皿をダーーーっと描いた。という記述があった。まことにユーモラスで大笑いさせてもらったが、考えてみれば価値観の問題だから笑ってはいけない。

私自身

小学生の高学年くらいまで『ご馳走』は近所の精肉店のショーケースに入った豚の肉塊を、直火にかざしてほどよく焼けたところをかぶりつく。これぞまさしくご馳走だ!と思い込んでいたものだ。ずいぶん経ってから近い事をした経験があるが、なかなか焼けず時間はかかるは、口の周りは脂でべとべとになるは、大して美味くはないはであまりよい記憶がない。

長ずるに及び身も心も汚れてしまった現在のご馳走は

多くの半裸美女を侍らせ山海の珍味を山に積んだ、というシチュエーションにしか想いが浮かばない。まことに汚れ切ってしまったわが身を嘆くより他はないが、美女はあり得ないからさておいて、色とりどり様々な美味いものが大きな皿に並んでいる様が『ご馳走』という気がする。本気を出した土佐の皿鉢料理がそんな感じであろうか。実物に接したことがなくて残念でならぬ。

かつて松本に住んでいた事がある

などと言ってもたったの1年でしかなかったので、大した範囲を廻ることが出来ず、わずかに出来た土地勘も居住地近辺でしかないから、彼の地はほぼ知らないも同然なのだ。インターチェンジ付近ならなんとか分からなくもないが、少しでも離れると???な状態なのだ。

という事で村井ってどこだ?

村井駅なら知っているがそのほかはちんぷんかんぷんでしかない。地図で確認すると、けっこう大きな範囲なのだな。それでもよく分からないから結局ナビゲーションシステムに頼るほかはない。村井のどこかは知らないが、なんの用事があるのか。それはもちろんご馳走に出会うためでしかない。

「きはちらくはち」

ここはどこだ、と問われても答えることは出来ない。わがナビおくんの指示に従って来ただけだ。塩尻北インターのすぐ近くだよ、と言えるくらい。珈琲哲学と同じ敷地にある個室形式の高級感のある居酒屋だ。メニュー表紙に『肉食男女』なる記載があるところから、肉系メニューが豊富なようだ。嬉しい嬉しい。そして今回の目当てはこれ。ご馳走を求めにやってきたのだ。

「本日のプレートランチ」1419円

おおおおおお!なんだこれは!木製プレートの上に色とりどり、様々な惣菜類が整然と並んでいる!それだけではない、乗り切らずにいくつか小鉢がまろび出てしまっている!少々興奮気味なので落ち着くためにメニューの確認をしてみよう。

・本日のスープ(おかわりOK!)
・ランチサラダ
・信州プレミアム牛入りハンバーグ(80g)
・若鶏ももステーキ(60g)
・スペイン産白毛豚ステーキ(60g)
・しらす冷奴
・じっくりコトコト牛すじ煮込み
・自家製ローストビーフ
・パテ ド カンパーニュ
・カツオのカルパッチョ
・山いものいそべ揚げ
・お漬物 2種
・パリパリチーズスティック
・ちょこっとカレー
・炊きたてごはん(おかわりOK!)

全15種!スープ、サラダ、カレー、ごはんは別皿だからなんと!11種もの惣菜がワンプレート化されているのだ!これはすごいご馳走だ。

ひとまず別皿メニューから紹介を進めることとする

スープはベーコンと玉ねぎ入りのコンソメ味。塩味薄めなのでおかわり出来る味わい。

サラダはレタス、パプリカとよくある透明のプチプチ。調べてみたら『プチマリン』という製品で、昆布やその他の海藻エキスで作られたものなのだそうだ、初めて知ったぞ。

そして小鉢のカレーは本当にちょこっとだけ、味変用という事か。ごはんはもちろん炊きたて熱々。

と、ここまで書いたところで

規定文字数を超えてしまいそうだ。そんなわけでこれは第1回として久々の続きものに突入することとする。


信州のカレー 写真集・フリー素材集 あらら?のランチ

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