上田市「レストラン志津香」見事なイカフライ

定食

店名 レストラン志津香
場所 長野県上田市中央4-13-26 [地図はこちら]
電話 0268-22-6616
ジャンル 洋食店
バリアフリー ◯
駐車場 あり
食べたもの 「イカフライ定食」1300円

何事によらず

いずれの道もどこまでも遠く、奥が深いものといえる。私のいる建築屋など、60過ぎてからが本番、それまではハナタレ一人前扱いされない。というのが本来の姿であるとされている。たしかにその通りで図面の描き方からデザイン、プランニング、施工、構造、設備、お客様との話し方などそれぞれが深すぎてどこをどのように歩いているのやらまったくサッパリ。私のごとき落ちこぼれは極めるどころか、迷いっぱなしで帰ってくる事も出来ない。

料理の道も同様に

いやそれ以上の深みがあるのだろう。だからやりたくないのだ。材料の選び方かた、保存方法、捌き方、仕込み、調理、盛りつけ、作法など果てしなく長い道のりが待ち受けている。ご家庭料理、プロの別はない。まぁ私など食べることに興味はあっても、作る方にはまるっきり、という者には余計と思うのかもしれない。そもそもわからないし。

そうはいっても

作る事に興味がないわけではない。YouTubeなどで観る、男どもがデカい魚をバシッと捌くところなどカッコよいではないか。薄く切り繊細な盛りつけをする場面などうっとりとしてしまう。あんなのをやってみたいと思わなくもないが、今さら学ぶのも修行するのも嫌なのだ。だからやらない、という側面もある。

揚げる

くらいならやって出来なくもないかな、と思わなくもない。素材に下味つけて、バッター液に漬けてパン粉をまぶしてほどよく熱した油にじゅーーーーッ。母親だって
「あれは簡単な反復作業ばかりだから嫌だ」
といっていたではないか。水分をうまく切るのがポイントであるとも聞いたぞ。よしやってみるか…

「レストラン志津香」

上田市を東西に貫く北国街道は、まさしく東信地区の大動脈で、いつも自動車が混雑している。その道路に沿ってひっそりといった風情で建っているこの店は、10数年前上田勤務であった時代に幾度かお邪魔した事があった。という事を入ってから思い出した。なかなか情けない事態ではあるが、こちらに美味そうな揚げ物があると聞いてやってきたのだ。

「イカフライ定食」1300円

丸い平皿に千切りキャベツ、薄く切ったキュウリ、トマトにうさぎに切ったリンゴの傍らに褐色の山が。…山?なんだこのイカフライの山は。ちゃんと数えてはいないが、イカリングが20くらいあるぞ。

後でお聞きしたら3杯分あるのだとか。すごいのはボリュームだけではない。ぷりっぷりのイカの身にしっかりまとわりつく褐色の衣。これは水気を徹底して取れているからこそであるし、やはり絶妙な火加減、揚げ塩梅の結果という事らしい。素晴らしい。これにタルタルソースを、またはとんかつソースをタラリとかけていただく。あああ美味いうんまい。

やってみるか

とは思ったものの、以後3日が経過してもいまだ手を出さないのは、やはりセンスもズクもないからであろう。このまま「ぼく食べる人道」を突き進むしかないなぁ。


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