店名 鶏唐家 高田店
場所 長野県長野市高田260-1 ［地図はこちら］
電話 026-219-6988
ジャンル 居酒屋、定食屋
バリアフリー ◯
駐車場 あり
食べたもの 「からあげ定食 しこたま10個」1078円
以前から公言しているように私は料理はしない
目玉焼きくらいなら作ることは出来るがそれ以上のことは絶対にしない。そもそも面倒で仕方がないではないか。巷には安くて美味いものにあふれている。帰宅すれば家族が用意した暖かい食事が待っている。オレが苦労して不味いものを作る必要がないではないか。したがって作る人食べる人のカテゴライズであれば明らかに後者となる。とはいえ、池波正太郎のように料理ができればかっこいいなぁ、と思ったりすることがないでもないから興味がなくもない。なんだか混乱した文章になってしまったが、そんなわけで料理のレシピや基本調理の書物を手に取るときもある。別にスキルをあげようとしているわけではないから、余計な知識ばかり増えていく上に家人から嫌がられることも多いのであまりひけらかす事もないが。
料理の善し悪しは
味覚だけでなく、盛りつけなど視覚要素も重要である。これもまた至極当然のことであろう。美しい器に楚々と配された食材類に食欲を沸き立たされない者はいないであろう。とはいうものの、私のようなガサツでかつ大盛り、特盛り、メガ盛りの好きな者は、そそられはするが第一に選択しうるものではない。やはり大皿にドッカリとうず高く、というフォルムをもっとも好む。雑でよいのだ、私のようなノーセンスの大喰らいオヤジは。皿だってさしてこだわる必要などない。ウエッジウッド？もったいない。ロイヤルコペンハーゲン？クリスマスプレートの深い深い蒼や、可憐なフローラ・ダニカの美しさにデカ盛りが似合うわけがない。器などどうでもよいのだ。せいぜいが女体盛り、…いやいやいや舟盛りくらいがちょうどよい。
「鶏唐家 高田店」
こちらが出来てから3年くらいになるのか。市役所よりもちょっと離れているが大きな駐車場があり、安くて美味い。ともなれば繁盛して当たり前だし、私もちょくちょく使わせてもらっている。今回もいつもの『しこたま』を注文する手筈だが、ある方からの情報で器が変更されたという。これは楽しみだと、いそいそまかり越した次第だ。
「からあげ定食 しこたま10個」1078円
デフォルトの唐揚げ定食シリーズのひとつ。レギュラーが唐揚げ6個、Sサイズが4個、そしてしこたまが10個という破格なボリュームとなる。
以前は大きな皿に盛られていたのだが、いつからか別の容器が用意されるようになった。それは
舟盛り
そうだ。常なら刺身盛り合わせに使われるおひとり様用の舟にどかんどかんと積み上げられている。
このフォルムを観た瞬間に、腹の底から『うほ』という声なき声が沸き起こる。動悸、いやテンションが上がって急速に上がっていくのがわかる。これはすごい、すごいのだ。10個の唐揚げとその山の船出は小なりとはいえ豪華客船の偉容さえうかがえる。
そんな事はともかくこちらの唐揚げはひとつがデカいのだ。赤ん坊の握り拳ほどのサイズが10個だからなかなか減っていかない。早喰い大喰らいの私が手こずるのだからよほどだ。味変グッズはマヨネーズのみだが、これがよい仕事をしてくれる。ああ美味い美味い。
舟盛りによる
新しき船出を寿いで。いったい何が何やらではあるが、このようなフォルムをみると心が躍る。これほど嬉しいものはない。
コメント