長野市「マツキ」土鍋のプリン

スイーツ

店名 マツキ

場所 長野県長野市篠ノ井布施高田849-1

電話 026-292-0008

ジャンル 洋菓子、パン

バリアフリー入口に段差あり

駐車場 あり

食べたもの 「土鍋プリン フルーツ」1220

 

昨年の初めくらいの時のことであろうか

長野市内のある場所を自動車で移動中のことだ。冬の最中でとても寒い日ではあったが、雪はなくよく晴れたすっきりした陽気であった。ひと仕事終わったあとの、リラックスした気分でのドライブである。天気がよくて気持ちいいなぁ、もう少し暖かければ文句はないのだが。

そんなこんなで

ある交差点に差し掛かった。3レーンある道路で左折+直進、直進、右折という並びになっている交差点。私は直進でその後ろには3台ほど車が並んでいる。大きな交差点なので信号が切り替わるまで時間がかかるのだ。早く替わらないかなァと、車が入ってきた気配がしたので右横を観ると自動車一台。年配のおじいちゃんが運転している。

なにかおかしいな

なんとなく違和感がある。なんで?こちらもややぼーっとしていたのですぐに理解出来なかったのだが

おいおいおい!おじいちゃん!逆走しとるやないけ!

右折してきたはよいが

見間違えてこちらに入ってきてしまったのであろう。信号待ちで止まっているからよさそうなものだが、進行中なら大事故につながりかねない。

おじいちゃん!逆走してるよ!すぐに戻りな!

「お?おうおう」

おうおうじゃないよ!危ないからすぐに出なきゃだめだよ!

「お?」

軽くパニック状態にあるらしく反応が鈍い。

仕方がないので

後続車に挨拶して外に出る。そうしたら幾分理解が出来たようだ。

だめだよおじいちゃん!危ないから戻らなきゃ

「お?信号が変わったらこのまま行って左に入るから大丈夫だよ」

バカいっちゃいけねーよ。中央分離帯があるからしばらく入れないよ。

そのままバックさせ、正規のルートに誘導させ事なきを得た。年配者と若者の事故率はあまり変わらないのだから年寄りをいじめるな、という意見があるのはよくわかるが、おじいちゃんおばあちゃんの運転はものすごくヤバく感じるときがある。23分くらいだろうか。怖くもあったが、あの異様な違和感はなんともいえない感覚であった。

「篠ノ井はなんとなく違和感がある」

といったのは長野市に生まれ育った先輩、ひと回りくらい歳上の方、何人かに伺ったことなのだが、そんなものなのか。よそ者でしかもある程度年齢が高くなってきてからの移住者である私にはわからない感覚なのだが。

かつて「篠ノ井市」であり

1966年に長野市へ編入されたからだ、という説明を受けたこともあるが。あるいは若い頃悪さをしていて篠ノ井界隈の若者にヤキを入れられた記憶が残っているだけなのかもしれないが。

 

「マツキ」

マツキといえば篠ノ井駅前のパン屋あるいは『洋菓子店』という風情の懐かしげな店だ。

 

パンよりもおやきのマツキ

焼いて蒸してという典型的な北信おやきで有名、コンビニにも置いてあったりするからじつにポピュラーな存在といえる。だかひとつとても有名だが、違和感たっぷりなものもあるのだ。

 

「土鍋プリン フルーツ」1220円

プリンの器とは通常プラスチックあるいはガラスの小瓶となろうが、これは違う。土鍋に入り、持って重く感じるプリンは他にはないだろう。土鍋は直径にして20センチくらいだろうか。

プリンの表面はトッピングで見えない。生クリーム、オレンジ、キウイ、イチゴ、パイナップル、ブルーベリー、アメリカンチェリーなど色とりどり。平面版プリンアラモードといってもよいのか。

プリンはかなり硬めに仕上がっている。甘さは抑えめで食べやすい。フルーツもたくさんでとてもご機嫌なのだが、少々食べづらいかもしれないが、美味いから許す。

そうだ

まことに美味いプリンなのだ。入れものは少々違和感があるのだが、味わいそのものは正統派、本当に美味い許せてしまう。のではあるが、私の18歳になる姪はこれをひとつまるまる食べてしまうという。赤ん坊のころから甘いもの好きではあったが、本当にそれでよいのか。ちびで可愛い違和感だらけの彼女が心配でならない。

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