長野市「乙妻」納豆定食となす天の素晴らしき昼食

乙妻

店名 乙妻
場所 長野県長野市高田338
電話 026-226-4240
ジャンル 定食、食堂
バリアフリー ◯
駐車場 あり
食べたもの 「納豆定食」600円、「なす天」600円

 

納豆は非常に面妖なる食品としか思えない

かろうじて豆っぽく見えはするが、変な匂いのする茶色でねばねばするものを、見るだけならまだしもよく食べることができるな。というか、これは発酵ではなく腐っているだろう。こんなものを美味い美味いと食べているヤツは絶対的にアタマがおかしいと断言する。

と断言される方とたまぁに出くわすが

まさにまったくその通り。極めて冷静なる判断の基にある主張であると言わざるを得ない。雑食性大量摂取動物でどんなものでも体内に取り込んでしまう私のような雑な生物はさておき、普通であれば食べないよなぁこんなもの。いつも通り最初に食べたものを最大限にリスペクトしてしまう。

 

好みは

地域性や個々人の感受性によるものだから、一概に善し悪しを決することは出来ない。だから納豆を嫌いという方をとやかく言うわけではないが、やはり納豆は美味いよね。先に申し上げたように、どこをどう捉えてもおかしな存在感でしかないのだが、朝食はもとより昼食夕食でも進んで食べてしまうのはなぜか。身体によいからか、つきあいが長いためか。よくは分からないが、今さら離れる事ができない。

「乙妻」

今年4回目の乙妻。なんだずいぶん来てるじゃないかと言われるかもしれないが、長野に来たばかりの頃はほぼ毎日来ていたから、抑制されている方であると思う。あの頃は全メニュー制覇!だなんて妙なことを目標にしていたが。まだ完了してはいないが。

こちらの数あるメニューの中で私が密かに『シンプルシリーズ』と名づけているものがある。

「冷奴定食」
「納豆定食」
「目玉焼き定食」
「玉子焼き定食」

どれもが朝食に出てきそうな名前だが、それぞれ定食屋テイストしっかりの美味いものばかりだ。そして本日はこの中から選択。

 

「納豆定食」600円


メインである納豆、生玉子、小鉢ものはポテトサラダ、丼メシに味噌汁というスーパーシンプルメニュー。

納豆はパックのものを使用しているが、ここに海苔と刻みネギがこれでもか!というほど積載されているのが乙妻らしいところ。これの有無がすべてを決するのだ。

そして生玉子。いわゆるS玉のもっとも小さなタイプだが、これを加えるとマイルドな口当たりとなってよい。デカい丼に納豆4パックに生玉子ふたつと千切りキャベツを打ち込み、嵩増しに次ぐ嵩増しで食べていたわが家の朝食を思い出す。

一遍にかけてしまうと丼から溢れてしまうので半分ずつ。まずは味噌汁とお新香でご飯をひと口ふた口たべスペースを作りトロトローっ。ぐりぐりとかき回しサラサラさっとかきこむ。

玉子で水分が増しているからお茶漬けのような感覚で食べることができるからよい。とはいえ、口のまわりがベトベトになるのは閉口だが。

 

「なす天」600円


ここでなすが登場する。なすの溢れる季節も終わりとなる。致し方ないことではあるが、名残り惜しくてならないではないか。したがってつい注文してしまう。大ぶりのなすを一個まるまる使用した天ぷら。

几帳面に5ミリほどの厚さにされたなすはひとつひとつがパリパリのサクサクに仕上がっており、とてつもなく美味い。いやなすはもともと美味いのだが、乙妻のなす天はより一層のこと美味く仕上がっている。ああ至福の瞬間。

 

さて

美味面妖なる昼食が終わった。久しぶりのシンプルシリーズであったが満足なるひと時であった。そういえば以前同じシンプルシリーズ(私が勝手に名づけているだけ)に「煮物定食」という肉豆腐の登場するものがあったが最近は見なくなってしまった。またあれも試してみたいと思いつつ次回のお楽しみ。

 

 

 


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