店名 cafe and bal LIFE
場所 長野県上田市中之条103-1
電話 0268-75-4475
ジャンル カフェ
バリアフリー △ 入口に段差あり
駐車場 あり
食べたもの 「牛カツランチ」1540円
関西出身である友人が
話していた事だが、大阪から東京へ移住したときに何よりも衝撃だったのが、肉じゃがを豚肉で作っていたことだそうだ。
「この人は牛肉を買えないほど貧乏なのか」
と心底感じたそうだ。まったく関西の人間には品も文化もないのか、というのはもちろん冗談だが、考えてみれば東京出身の私は牛肉などあまり食べたことがない。
同じ東京出身の母親はもとより
信州出身の家内もファーストチョイスは豚肉だ。牛肉は高いし、くさみがあるから、というのがその理由だった。輸入牛肉が増えたり、冷凍技術が発達したりして、しゃぶしゃぶ食べ放題など牛肉料理が身近になった20歳代以降はさほどでもなくなったが、現在でもなんとなく牛を選択せずにきている。
もちろん
嫌いなわけがない。価格は昔より下がっているだろうし、くさみって気にするほどあるのかい?こだわるほど国産品ばかり食べてはいないし、要は持てるイメージが、「牛肉高い」とロックオンされているだけなのだ。
「関西は牛肉文化、関東は豚肉文化」
という事を知ったのはわりと最近だが、交通網が発達し、インターネットが普及。移動も情報伝達も極端なほど速くなった現代。意識的にも全国各地がこれほど近くなった時代でも、遠いところはまだまだあるのだなと感慨を深くする次第である。
同じところに長く住んでいると
隅から隅まで知っている気になるがそんな事はまったくない。すべてとは言わないが8割は理解しているよ。などと言うものがいるが、そんな都合の良いことはまったくない。8割は5割、5割は1.5割くらいの理解度がせいぜいだ。
上田という街も
しょっちゅう行ったり来たりしているから、よほど知っているだろう。なんて思っていたが、法則通り判っているわけもない。この地 中之条などという場所は地名しか知らない。今回初めて訪れたのだが、とても静かな住宅街であった。
「cafe and bal LIFE」
中之条の住宅地にあるカフェだ。balとはイタリアやスペインなど南ヨーロッパ周辺にある居酒屋兼喫茶店というか、老若男女みなが集まる場であるとのこと。こちらも気軽に訪れることのできるお洒落な場所という意味なのであろう。白を基調に木目と磁器タイルが美しく配された心地よいインテリアになっている。
バルというくらいだから
夜はワインなどを供する店だ。酒のことはよくわからない。赤と白の違いくらいは理解できるが、ワインなんて美味いものなのか。とはいえ、メニューにある料理群は大変な勢いで美味そうだ。牡蠣のアヒージョなんて目が眩みそうなほど食べてみたい。
もちろんランチメニューもある
◾️サーロインステーキランチ
◾️牛カツランチ
◾️チキンステーキランチ
◾️ポークステーキランチ
◾️パエリアランチ
◾️パスタランチ
◾️リゾットランチ
◾️エスニックランチ
◾️New 大阪名物 肉吸いランチ
どれも美味そうだ。ポークステーキ、パエリア、肉吸いに惹かれてしまったが、同行者がパエリアを注文したし、他のはまた来よう。という事でこちらとした。
「牛カツランチ」1540円
黒い皿にサラダ菜、紫大根、クレソン、揚げかぼちゃなど野菜類とくし切りにされたレモン。そして牛カツが美しく配されている。
牛カツといえばレア、というイメージがあるがしっかり加熱されているのでなんだこれは、という気がしたが甘かった。赤ければレアということではない、料理は科学なのだ技量なのだ。これなら歯がなくても噛む事ができる、というほど柔らかな出来だ。美味い美味い美味い。
昼下がりの牛カツを
堪能させていただいた。じつに満足々々。白ワインで牡蠣のアヒージョというのもよいなぁ。それよりも関西で牛肉を食べてみたいなぁ
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