場所 長野県松本市渚1-7-1
電話 0263-24-0129
バリアフリー △ 入口に段差あり
駐車場 あり
食べたもの 「板カツ定食 2枚」940円、「手作り豚汁変更 大」300円、「まかないカレー」100円
とんかつは厚ければ厚いほどよい
と確信するものである。雁屋哲は「美味しんぼ」の中で
『薄いトンカツほど尊い。厚さは6ミリまで』
と言わせているが、ナニを知った風なことを言っていやがるのだ。
肉の評価は
「鮮度・質」は当然のことだが、そのカウンターカルチャーとして「量塊」であることは間違いない。分厚い肉を噛み締め、わしわしと噛み砕く、飲み下すのを快感とせずにのんとする。それでこそ血湧き肉躍る行為というのではないか!
ところが
「カツは薄ければ薄いほどよい」
という潮流は確実に存在する。6ミリなどという中途半端なサイズではなくその半分程度3ミリいくかいかないかくらいの肉を用いて作り上げたトンカツもあるのだ。当初はバカにしていたのだが、とりあえず試してみるとコレがけっこうイケたのだ。須坂市「割烹 加治川」加治かつ丼、長野市「中華味銀」バラカツなど、口中で折り重なる板肉が、なかなかの快感であった。そしてこの度、新たな出会いがあったのだ。その名も「板カツ」
松本という街は
どうにもオシャレっぽくて好きなのだ。東京に向いているというか、情報をキャッチするのが早く、センスもよい。南北問題とやらを云々する輩が双方ともに多いがこれ以上くだらぬことはない。県庁などどこにあってもよいではないか。そもそも一般人が県庁にどれほどの用事があるのだ?そんな諍いなど信州ダービーだけでよい。話がとびすぎた、話題は
なぎさライフサイト
なのである。さほどに変わった場所ではない。ごく普通のショッピングサイトなのだが、広さといい明るさといい、ヌケのよさというかちょうどよいサイズという感じなのが松本っぽくて好きなのだ。そういうと松本在住の方に苦笑されたが、そう感じるのだから仕方がない。そしてそこにあるのが
「豚さん食堂」
「豚のさんぽ」の松本店。というか大町は閉店されてしまったのか?ちゃんと確認したわけではないが、ネットではそのような記載が多いし、ご存知の方は教えてください。
そんな事はともかく
こちらは基本的にしょうが焼き専門なのだそうだ。以前食べたことがあるが、生姜の香りがビシッと効いた、美味なる一品という感じだ。しかし天の邪鬼の私は例のものを注文するのだ。
「板カツ定食 2枚」940円
薄い薄い板状のカツをメインディッシュとした定食だ。1枚、2枚、3枚を選択できるが、ここは2枚とする。コレをほどのよさというのだ。長径20センチ、短径7センチほどの長楕円で3ミリほどの厚さの板カツは噛み締めるほどに快感が増してくる。素晴らしい
というわけで
薄いカツもよいではないか。やはり中途半端はよろしくない。厚すぎるか薄すぎるか。極端でないといかんのだと思う
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