店名 食事 きく川
場所 長野県長野市桐原1-16-8
電話 026-244-8296
バリアフリー ◯
駐車場 あり
食べたもの 「天プラ きのこソバ定食」500円
昔からある
「近所の居酒屋」という風情がとても楽しいのだ。そこはまさに昭和の風景。ボロになりかけた緑の暖簾と、すすけた壁や天井、油染みたカウンターに、座面は永年の使用によって擦り切れかけた椅子。短冊メニューは油染み、というよりも埃だらけではないか。
食いもの屋で
すすけている、油染みているとはなんたること!コンプライアンス違反ではないか!と、現代では騒ぎ立てるものがいる。まぁたしかに間違いではないが、少々うるさすぎるのではないか。そりゃなにもない事を目指すことは当然ではあるが、100点ばかりを追求しても、その先に理想郷があるとは思えない
「食事 きく川」
その点こちらこそ私の好きな風景、昭和の香り満載の店内。壁の短冊メニューこそプリントアウトではあるが、すでに10年は経過しているであろう、油というよりも埃がまとわりついている。落ち着くなぁここは。私の生まれ育った家屋のようだ。そしていつものランチメニューは
月曜日 ラーメン定食
火曜日 煮魚 豚汁定食
水曜日 みそラーメン定食
木曜日 カレーライス定食
金曜日 天ぷら定食 ざるそば
素晴らしい構成である。本日は金曜日、となればいただくものは
「天プラ きのこソバ定食」500円
なんだ、先と名前が違うではないか!どちらが本当なのかハッキリせよ!という向きはあろうが、いーんだよこれで。内容的にブラッシュアップしているから文句はないだろう、うるせーな、ナニか言われてから訂正すりゃいーんだよ。どーせオレが書類を書き直すんだよ、入力をやり直せばいーんだろ?…と、なにやらリアルな状況が噴き出てきてしまったがこの辺にしておこう
きく川の定食は
メインがふた品、副菜、お漬け物、ご飯という極めてスタンダードな構成となっている。以下、ひとつひとつをご紹介していきたい
「副菜」
今回の副菜は切り干し大根煮となる。切り干し大根と細切りにされたニンジンを柔らかく煮つけ、甘めに仕立てられた煮物。まさしく昭和の味、郷愁の味わいといえよう。
「きのこソバ」
真っ黒な古典的といえるツユ、その表面にびっしりと浮かぶきのこ類。しいたけ、マイタケ、ブナシメジ、エリンギなどなど。そこにこんにゃく、鶏肉などが華をそえ、滋味深い味わいを構成する。美味いねぇ
「天プラ」
そしてメイン中のメイン料理。6種の素材
イカ
アスパラガス
ふきのとう
サツマイモ
野菜のかき揚げ
ナス
野菜の時期には
少し早いが、これはこれで豪華ではないか。とくにナス、ナスほど美味いものはないのだ。絶対的な存在感を放つナスときく川に最大限のリスペクトを捧げるとしよう
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