長野市「国界」品のよいヒレカツ丼

かつ丼

店名 国界
場所 長野県長野市西和田1-39-17
電話 026-217-5796
ジャンル 食堂
バリアフリー ◯
駐車場 あり
食べたもの 「ヒレカツ丼 大」1280円、「ライス大盛り」100円

 

上級国民

なる言葉が流行した。先におきた傷ましい事故を起こし、何人もの人を傷つけ死に追いやった犯人が拘置もされず自宅でのうのうとしていたのは、彼が勲章までもらった元高級官僚だったから。政財界に顔のきく彼に対して、検察も裁判所も忖度しているのだ。

という主張ではあるが

少し落ち着いてみないか。たしかに彼は悪いことをした。反省の色(判決後に謝罪したようだが)も見せず、車両の故障のせいだ!私は悪くないと言い張っていたのは見ていて気分のよい光景ではなかった。あんなヤツをなんで放置しておくのだ。というのは私の意見でもある。

 

ただね

相手は90歳のおじいちゃんでもあるのだ。通常通りに扱い、留置所、拘置所に入れたら健康を害したり、そのまま死んでしまったりしたらどうするのだ。あそこはかなり大変な環境らしいからねぇ。入ったこともないし、入る予定もないが。

そんなわけで

ネット界の同士どもよ。あまり警察、検察、裁判所の方々を責めるのはやめてあげないか。彼らだって人間だ。われわれと同じような考えであると思うのだが、誰にだって立場というものがある。とりあえず許してあげよう。

 

とはいえ

上級国民云々はさておき、世の中階級なるものはいまだもって存在する。そりゃ戦前ほどの格差はないだろうが、上つ方は必ずいる。天皇家、宮家あるいはそこに近い元華族の家柄であったり、何代も続く政治家や財界の大立者だったりすれば、私たちよりも確実に「上流」といえる立場にあるだろう。

 

格差社会

がどうしようとは思わないが、羨ましいとも思わない。上つ方はお金もあるだろうし、よい生活もしているだろうが、立場もあるから大変だ。それなりの学歴も必要だし。総裁選に出馬する岸田文雄は早稲田出身、河野太郎は慶應卒。他の世襲議員たちは六大学卒業なんてごろごろいる。あんなところは並の努力では入ることすら出来ない。そういう方々の有り様をよいとは思わない。絶対的に窮屈だからねぇ。

 

そうはいっても

興味はある。どんな生活をされているのであろうか。たぶんわれわれ下々とさほど変わらないとは思うが。立場は違えど朝起きて食事して仕事して食事してまた仕事して帰ってからいっぱいやって食事して風呂入って寝て。そんなサイクルに変わりはないだろう。

あるとすれば

「品」なのではないか。われわれが絶対に持ち得ない、何代も続く家柄であるからこその習慣であったり所作であったり。昭和天皇であるところの裕仁くんは会食時には「皆のもの、食べるがよい」と号令したそうだが、それが少しも偉そうではなくむしろ威厳があり恰好がよかったのだとか。

 

「国界」

国道19号線沿い西和田にある食堂。そうだ、ここは食堂なのだ。ラーメンやとんかつといった下々がごりごりといただく風な、ざっかけない場であるにも関わらず、他にはない「品」を感ずるのはなぜか。明るいから?清潔だから?什器類、調度品が整理されているから?よくはわからないがとても小綺麗に感ずる。

 

「ヒレカツ丼 大」1280円、「ライス大盛り」100円


最初は「カニクリームコロッケ」を所望したのだが売り切れ。それは残念だが仕方がないので次点のこちら。大、並、小と分かれていてそれぞれカツが4枚、3枚、2枚と配されている。もちろん大喰らいの私は大に決まっている。

ヒレカツ

だから脂身少なく、薄身ではあるが大判で半分にカットされているから、丼上田は8枚の揚げ物で覆いつくされている。タレに浸され、濃い褐色に彩られた上に刻み海苔がぱらり。ご飯の盛りに合わせて綺麗な球形となっているあたり、不思議な品を感ずる。

熱々のヒレカツに


甘いタレは絶妙な組み合わせ。通常使いのソースには絶対に使えない味わい。ソースかつ丼でしか成立しないだろう。これが美味いのだ、とあっという間に食べきってしまう。ああ品のない私。

 

今日は秋分の日

祝日だ。周囲の家族連れもあまり騒ぐことなく静々粛々と食事している。昔のデパート食堂のようだ。デパートなんておめかししていくところだったし、うるさくしたら怒られたし。品も格も窮屈だから苦手ではあるが、たまに浸るのも悪くはないよね。

 

 

 

 


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