長野市「金沢カレー ガレージ 北長野店」先割れスプーン

カレー

店名 金沢カレー ガレージ北長野店
場所 長野県長野市三輪2-381-1
電話 026-259-5242
ジャンル カレー専門店
バリアフリー ◯
駐車場 あり
食べたもの 「茄子カレー ハムカツ ソーセージ 目玉焼きトッピング」1050円

 

世の中変なもので満ちている

と思ったのは小学校に入学したときだ。もちろん当時はそんなに明確に思ったわけではないが。お友達と接したり遊んだり、先生と普通にお話ししたりなどということは出来るのだが、いざ授業が始まるとわけがわからない。

国語だの算数だのは

よく理解できるのだが、そのほかの授業、理科、社会なんてものはさっぱり。早く終わらないかとずーっと時計を観ているばかりだった記憶がある。したがって成績などよいわけもない。教師からすればロクに授業をきかない、勉強するでもない、成績も悪いし落ち着きのない、かといって騒ぐわけでもない変な子だなぁ。と思っていたはずだ。

もっともわからなかったのが

給食のとき。もちろん食べ好きは昔も今も変わらないから給食が学校で一番好きな時間帯ではあったし、給食係が配膳してみなで一斉にいただきます。とするのはまったくよろしい。しかし、なんといってもアルミ製の器を用いて食べることそのものがわからない。なんでこんな音も手ざわりも悪いもので食べねばならぬのだ。それまでの数年間の人生でこんな不快なものでメシを食ったことがない。

そしてもっとも面妖に感じたのは先割れスプーン

なんだこの形状は。スプーンであることはわかるが、先端が変にくぼんでいる。西洋の悪魔が持っている棒のようではないか。ここで惣菜を突き刺したり、裂いたりする、というのは経験上理解できたが、こんなものを使うよりも割り箸でも配った方がよほど気が効いている。これは私だけでなく、他のみなも考えていたようで、先割れスプーンの功罪が語られるようになったのはそれから数年後のことだったが。

 

「金沢カレー ガレージ北長野店」

ここは以前、といってもほんの少し前までくるまやラーメンあるいはラーメン人力車だったところ。折にふれてお邪魔していたところだったので、いつの間にかガレージになっていたので驚いた。とはいえ金沢カレーは好きなので文句はない。

 

「茄子カレー ハムカツ ソーセージ 目玉焼きトッピング」1050円

初訪問は茄子カレーで寿ぐべきだ。と考えるのは私だけであろうが気にしない。この世でもっとも美味いものはナスである。ナスさえあればよいのだ!ナス!ナス!ナス!とやっていくと長くなるだけなので割愛するが、これをベースにしていろいろトッピングをしていく。

 

いろいろトッピングしたが

もっとも印象的なのがハムカツだ。ハムを、厚切りにして衣をつけて揚げること、はわが母から言わせれば「貧乏くさい」という事となる。なにが貧乏くさいのかよく理解出来ないのだが、とにかくわが家ではハムは薄いもの、ハムエッグに用いられるものだったから、ハムステーキ、ハムカツなどを初めて食べたのは20歳くらいになりひとりで外食するようになってからではないか。別に悪いものではないのだが。さすが私の母親だ、十分変わっている。

そしていつもの

金沢どろどろカレー。昨夜の残りものカレーのようで滋味深く美味いもの。とろーり茄子の食感味わいとよく調和してこれほど美味いものはない。先のハムカツやソーセージともバッチリ。半熟の目玉焼きを潰して混ぜ込むと一層味わいが深くなる。

 

それにしても

なんだこの先割れスプーンは。金沢カレーはこれで食べるのがデフォルトというから文句は言わないが、こんなもの食べづらくて仕方がないではないか。ソーセージ、目玉焼きというラインナップだけならまだしも、ハムカツは食べづらくてならぬ。突き刺すことも切ることも出来ないではないか。ルールだから口には出さないが、腹の中で少し文句を言いながら美味しく頂いている。

 

よくよく考えてみたが

あの当時の私と現在の私はまったく変わらないのだ。当たり前のことを言っているようだが、要するに「好きなものにしか興味がわかない」という典型的B型性格を把握出来ていなかったのであろう。なんとなくやり過ごすなどというテクニックが養われる前だから当たり前だ。まぁ今わかっても意味がないのだが。

 

 

 

 


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