店名 猫まち駅舎 Cat Station cafe & bar
場所 長野県須坂市村山町254
電話 026-214-7580
バリアフリー △ 入口に段差あり
駐車場 あり(長野電鉄線 村山駅に指定駐車場)
食べたもの 「ダブルバーガー」1650円
私はヒト好き動物好き
な方であると思っている。ヒト好きはともかく動物は常にそばに置いておきたいのだが、生憎なことに世話をするズクがない。ついこの間も飼っていたクサガメを死なせてしまったばかりだ。もう少しマメに観ていればまだ長生きしたかなと思わなくもないが、飼い始めてから10年以上経過していたし、気温も乱降下していたので致し方のないところもあったのだが、ちょっとかわいそうな事をした。
そんな体たらくだから
なかなか言えない事ではあるが、本当は他の動物を飼ってみたい。爬虫類、例えばフトアゴヒゲトカゲあるいはグリーンイグアナなんて体長2メートルくらいになるそうだからとても興味がある。とはいえ生育環境が難しそうだからやめておこう。となれば哺乳類か。最近流行りのフェレットだのモモンガは案外とヒトに慣れやすく可愛いらしいと聞くが、ペットとしてはまだレアな存在なため、エサや飼育アイテムあるいは対応できる獣医師が少ないので、ナニがあった時に困るとの事。
やっぱりイヌかなぁ
35年ほど前、私がまだ10代のころにわが家にきたワンちゃんが忘れられない。ミニチュア・シュナウザーという犬種は近年ではよく見かけるが、当時としてはまったくの未知種で初めてみたときはずいぶんと変わったイヌに観えたものだ。兄嫁を連れてきた(「兄嫁が」ではない「兄嫁を」が正解)彼のしぐさ、表情やる事なす事の可愛らしいこと!家族の誰かが帰宅しただけで、全身をぷるぷるさせて喜びまくるのだ。可愛くないわけがない。声を出して泣いたのは、彼が14歳のとき老衰で死んだ時が最後だった。
ネコはどうだろうか
じつはイヌよりも前に飼っていたのは金魚、カメ、文鳥そして近所で拾ってきたネコだけ。前三者は別として、ある程度意思の通じる相手はネコしかいなかったが、あいつらは素っ気ないからなぁ。呼んでもなかなか来ない。東京の母親が飼っているネコなどその最たる存在だ。たまにしか行かないとはいえ、私とのつきあいは10年にもなるのに、近寄ってきもしない。ふん、可愛くない。そうはいってもたまぁに、何年かに一度ひょいとすり寄ってきたりもすると、なんとなく可愛くなくもない気がする。私もB型きまぐれ人間だからあまりネコの悪口など言えない。
須坂で用事をすませ
なんとなく高山村まで行って帰ってきたら11:00少し前となった。ランチタイムには早いが、これまであまり行かなかった、いや行きつくことの出来なかった人気店に行ってみよう。ああそういえば「ねこほぽテラス」のテラス席でピッツァなどどうだろうか。コンビニでひと休みしながらHPを調べてみると、以前のような食べ放題はお休み中らしい。まったくコロナ禍ってのはつまらない。変化する事は歓迎するが、好きなものが変わられるのは閉口だ。
変わったというのは
業態だけではなくて、ピッツァ屋さんだけではなく他の業種も始められたようだ。「デザイン部門」とは建築あるいはリフォーム会社がベースだったからわからなくもないが、旅館2軒にカフェまで経営されているという。ん?カフェ?ああああそこのことか。近くにいる事だし、ココにいってみよう。
「猫まち駅舎 Cat Station cafe & bar」
長野電鉄 村山駅すぐそばの踏切沿いにあるカフェ。古民家という風ではないが、ほどほどに古い家屋を改装して使われているようだ。何度かテレビで紹介されたのを観たことがあるのは私だけではないようで、週末など大行列されている。
駐車場は
村山駅すぐ脇に設定されている。「猫まち駅舎」と大書された標識があるところを駐車せねばならぬ。少し歩くこととなるが、美味いもののためには問題ない。というか、わずか数分歩くくらい問題視するなオレ。そんな事よりも踏切前は交通量が多いから極めて危険だ。遠回りになるがキチンと信号を渡るべし。
既存外壁の上に
レンガタイルを貼り付け、漆喰で仕上げたシブかっこいいファサードは、私のような落ちこぼれ建築屋には絶対に出せない味だ。10:50オープンの10分前くらいに到着。予約などしていないから入店できるか心配だったが、問題なく通していただいた。
91センチ×91センチほどの
元は収納であったであろう場所が私の席だ。閉所恐怖症のわりに狭いところ好きな私にとっては特等席だ。注文した後は少し時間がかかるというので店内を見学させてもらう。古いものを残し、新しいものはなるべく目に入らないように工夫された空間デザインはとにかくシブカッコいい。入口付近には雑貨を扱うショップがある。地下があるというので降りてみる。
地下というのは
敷地に高低差があるためにできた空間で、オーナーのコレクションであろうか、古いヨーロッパの家具やら大工道具、ミシンなどが置かれていたり、なぜかエジプトのファラオの棺(レプリカであろうが)やガイコツ人形のおかれたコーナーがあったりするのだが、悪趣味に感じられないのがセンスというものであろう。外に出たところがテラス席となっており、ここで食事をとる事も出来るそうだ。下から長野電鉄を眺めながらのランチもオツかもしれない。暖かい季節ならここで食べたのに。
サラダバー、ドリンクバーが
すべてのランチに標準装備されているのだという。これは知らなかった!嬉しい誤算といえる。レタス+水菜、千切りキャベツ、コーンにドレッシング一種というシンプルな構成だが、こういうのでよいのですよ。あまりたくさんあっても食べきれないではないか。ドリンクバーはオレンジジュース、りんごジュース、麦茶にホットコーヒー。とりあえずりんごジュースをいただくこととする。席に戻ると同時くらいに料理も登場する。
「ダブルバーガー」1650円
ハンバーガーと出会ったのが幼稚園年少組のころ、その後マクドナルド、ロッテリアなどのおかげで極めて身近な存在となったが、この歳でハンバーガーでもないだろう。そう感じてここ何年も食べていなかった。久しぶりの注文でこういった迫力満点!スーパーバーガーと邂逅できるとは、わが人生の喜びの中でも上級なものといえる。
定石通り
大量のフライドポテトと半割りにされたキュウリのピクルス、その脇に鎮座するダブルバーガー。
♪2枚のビーフにレタスにチーズ、オニオンピクルススペシャルソース、ゴマ付きバンズは特別製
というのはかつて放送されていたマクドナルドのCM。ビッグマックの宣伝であったが、こちらのダブルバーガーはここにトマトが添加されたくらいの、ほぼ同じ構成だ。
しかしながら
同じ構成とはいえ内容はまったく違う。とくにパティ。パティとは牛ひき肉を軽く丸め、熱したフライパンにギューっと押しつけて焼いた、薄い薄いチャチなものっぽく感じるものだが、こちらのパティはちがう。これは肉塊だ。心地よいほど分厚な肉塊が、ダブルというくらいだから2枚、バスっと挟まれている。なんだこれは、片手で持ちづらいほど重いぞ。だいたい私のデカ口よりもデカいハンバーガーなどみたこともない。それでいて繊細な味わいなのは、ソースがとてもよく仕立てられているからであろう。少々お高めな値段ではあるが、ハンバーガー好きは体験するべきであろう。
トカゲ、イグアナ、イヌ、ネコと
ペットを飼いたい飼いたいと連呼してきたが、本当にほしいのは人間。万物の霊長をペット化するとはなんたる事!とお叱りを受けそうだが、そういうわけではなく、ただ単に子どもを可愛がりたいだけなのだ。一時は息子をペット扱いしていたが、20歳をすぎた彼に対して失礼といえよう。
というわけで
孫をひたすら熱望する。わが子と違い孫は責任がないから可愛いヨォ。と諸先輩方から言われれば羨ましくて仕方がないのだが、こればかりはご縁のもの。早いところ娘、息子が結婚してくれないものか、切に願う毎日である。
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