店名 かつや 長野柳原店
場所 長野県長野市小島82-1 [地図はこちら]
電話 026-225-9218
ジャンル とんかつチェーン
バリアフリー ◯
駐車場 あり
食べたもの 「焼売ご飯」99円、「牛春雨プルコギとメンチカツの合い盛り定食」759円、「豚汁大変更」44円
中学の頃だったか
友人と買い物をしていた時のこと。通りすがりのおばさま方に「あらまぁ二枚目のおふたりさん」と声をかけられたことがある。どのような理由で言われたかは、まったく忘れ果ててしまったのだが、自らの母親より少し上のおばさまの古くさい口調が、古典落語のLIVEを聴いているようで変な気分だった。
二枚目
が優男あるいは美男子というのは知っていた。母のもっとも好きな俳優がアラン・ドロンで、ダーバンのCMが流れるたびに
「いい男だねぇ、二枚目だねぇ」
とため息をついていたからだが。40すぎのおばちゃんが何を言うかという感じだ。
ちなみに
もとは歌舞伎用語らしく、8枚からなる看板はそれぞれ
“一枚目の看板は「書き出し」と言われ、主役の名が書かれ、二枚目の看板には若い色男の役者の名が書かれることになっていた。また、三枚目の看板には道化役の名が書かれることになっていた”(Wikipedia)
なのだという。なるほど、二枚目とは本来脇役に相当する存在だったのか。 大見栄を切る主役と、脇で色ごとと笑いをとるものとがいて成立する歌舞伎。なんだかかっこよい。
「かつや 長野柳原店」
いつものかつやさん。限定メニューばかり追うのはイモだ。と知人に指摘されたが、こればかりは仕方がない。どうせオレはゴリライモさ♪
「牛春雨プルコギとメンチカツの合い盛り定食」759円、「豚汁大変更」44円
今回改めて調べたのだが、プルコギとは春雨や野菜、醤油ダレに漬け込んだ牛肉を炒めた、言わば韓国風すき焼きともいえる料理。それとメンチカツが合い盛りになっているなんて、素晴らしすぎるではないか。
皿を覆いつかさんばかりのプルコギに圧倒される。褐色春雨とそこここに顔を出す牛肉。ニンジン、ピーマンの色合いがちょっと爽やか。この甘い甘い味わいは好き。井之頭五郎が「次の日のすき焼き」と表現していたが、あたっているかも。
メンチカツは普通といえば普通な存在、あまり目立たない。しかしサクサク衣にプルコギのタレが染み込んで、とても美味い美味い。
「焼売ご飯」99円
そもそも焼売がメインであったというのを聞いたことがない。崎陽軒のシゥマイ弁当くらいであろうか。あれはうんまい。点心の一部であったり、定食のつけ合わせであったりと、脇役であることが多い。かつやの全力飯シリーズも脇役といえる存在だが、ご飯の上に揚げ焼売というのは力技以外の何者でもない。真っ白なご飯の上にカラリと揚がった焼売3ヶ。ネギと醤油で仕上げられ、旨味たっぷりでよい。
脇役が決まっていればいるほど
主役が引き立つ。スティーブ・ヴァイバンドのベースをビリー・シーンが演奏していて、おおこりゃすごいと思って観ていたらサイドギターとキーボードがトニー・マカパインで驚いた。といった感じだったが、主役のスティーブ・ヴァイが素晴らしくて大感動した、なんてこともあったし。え?わからない?
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