場所 長野県小諸市甲3355-1
電話 0267-22-2692
バリアフリー ◯
駐車場 あり
食べたもの 「スペシャルうどん」850円
期間限定、数量限定
という形容詞が好きなのだ。いやまぁ特別感にひたるのがよい、という子どもじみた嗜好なだけなのだが。とはいえ、いつもと違う、あれと違う、これと違う、あなたと違うと言われれば、なんとなくよいではないか。
スペシャル
なんて絶対的な単語に接すると涙が出てくるほど嬉しくてたまらない。だってスペシャルだよ?超特大特別なのだ。素晴らしいではないか!そんなわけで街角でスペシャルをみかけると、ついふらふらと寄り付いてしまう。
「古久清食堂」
小諸市の国道19号線沿いにある、まことに古ぶるしいフォルムの食堂。決してきれいではない、いや清潔感とはかなり違った風情ではあるが、これでよい、食堂とはこれでなければならないのだ!今どきなかなかないよ、こんな親しみのもてる空間とはなかなか出会えない。
こちらは
5年ほど前に一度だけお邪魔したことがある。その時はかつ丼をいただいた。甘くて大きな昔ながらの美味いかつ丼はとてもご機嫌な存在であった。今回は別のメニューとするために来たのだ。
「スペシャルうどん」850円
地味目な店舗とは違ったイメージの、かなり派手なフォルムの丼。丼上目いっぱいに展開される揚げ物は大葉の天ぷらおよびかき揚げ。後者は野菜が主で大ぶりサイズ。傍らにはまたなつかしきナルトが一枚、そして豚肉の煮つけ。賽の目に刻まれた肉は脂身たっぷりで、甘辛い味つけがよろしい。派手な具材の下には生玉子。あっさり醤油のスープに溶かすとまったりマイルドな世界が広がる。そしてごんぶと麺。バシバシにコシの強い讃岐うどんとは真反対の、優しい歯ごたえ舌ざわりのうどんであった。
まさしくスペシャル
なうどんであった。こういうのを欲していたのだ。またどこかにスペシャルはないか。そして今日もスペシャルを追い求める日々が続く
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