東京都八王子市「ラーメン豚山 八王子北野店」ミニぶた

ラーメン

店名 ラーメン豚山 八王子北野店
場所 東京都八王子市北野町524-23
バリアフリー ◯
駐車場 あり

 

このところ東京行きが続いている

2月の初めから、ほぼ月に2回くらいのペースで、長野と東京の間を行ったり来たりしている。自分でも、こんなに頻繁に往復する生活になるとは思ってもみなかったが、理由は単純で、息子が引越しをするからだ。25にもなる一人前のオトコなのだから、好きにさせておけばよいではないか、という意見も当然あるだろうし、実際だいたい自分もそのように考えている。しかしながら、今回は少し事情が違う

息子が先に住んでいた場所というのが

私の関係で借りていたところで、こちらの都合で部屋を確保していたような形だった。その借り上げ期限というのが、いよいよ目前に迫りつつるのだ。では思い切って早めに引越してしまおう、どうせなら場所も環境も整えよう、という話になった。こうして部屋探しから荷物の整理、移動に至るまで、ちまちまと細かな作業を続けている次第

 

引越し業者に丸投げしてしまえば、とてもラクでよい

しかし、なにしろ資金に限りがある中でやっているわけで、贅沢は言っていられない。冷蔵庫やテレビ、洗濯機などの大物だけは業者に任せたが、その他の細かい生活用品や衣類、雑貨などは、自家用車で何度も往復して運ぶしかない。これがなかなか骨が折れるのだ

その往復距離はおよそ30Km

数字だけ見れば大したことがないように思えるが、間に環状7号線を経由せざるを得ない。平日・週末・休日・祝日問わず、時間帯にもよるがとにかく混雑する。空いていれば片道1時間ちょっとだが、そうでなければ2時間は余裕でかかるので疲労困憊。ましてや、運転手が私だけというのだからなおさらだ

 

家内は運転免許証を持ってはいるが

自宅周辺しか運転しないというか出来ない。息子に至っては、完全なるペーパードライバー結局のところ、運転できるのは私だけで、毎度のことながら疲労困憊ではある。でも、それはそれで仕方のないことであり、親として最後に力を貸せる部分だと考えれば、まあ悪い気はしないが、ふたりともそれでいてゴールド免許というのが納得いかない。

そういう生活を続けてきたわけだが

それもようやく最終盤に差し掛かった。荷物の大半は運び終え、あとは後片付けと、こちらに持ち帰るものが少し残っているだけになった。長かったようで短かった引越し作業も、ようやく「終わり」が見えつつある。ああ、よかった。無事にここまでたどり着いた。さぁ、長野に帰ろう

 

そして高速道路に乗る前

せっかくだからラーメンでも食べて帰ろう、という話になる。がんばったご褒美という意味もあるし、疲れを美味しいものが癒してくれるというのは、なんとも人間らしいところだ。そんなわけでお邪魔したのが

 

「ラーメン豚山 八王子北野店」

いわゆる二郎系、あるいは二郎インスパイアと呼ばれるジャンルのラーメン屋で、チェーン展開しており都内を中心に神奈川県、愛知県などにも店舗があるらしい。二郎系には妙にルールが厳しい店がある。たとえば「ニンニクマシマシカラメがどーの」という独特の注文コールを、決められたタイミングで言わねばならないところもある

 

しかし豚山は「初心者向け」と言われ

非常に優しい運営をされていると聞いていた。実際入店すると、券売機でチケットを買って席につくと、カウンターに「注文方法」の丁寧な解説が貼られており、さらににこにこしたスタッフが親切に教えてくれるのだ

 

「ミニぶた」1200円

ミニとはいえ、麺125g、ずいぶん少ないように感じるかもしれない。「お前のような大喰らいが125gごときで大丈夫なのか」と思われる向きもあるだろう。しかし、二郎系の本領はその後に現れる。分厚いチャーシューが5枚。標準でゆで野菜が300g。ニンニクも標準で大さじ1。なかなかの迫力で、丼の上に盛られた野菜の山が存在感を放っている。なお、隣の席では野菜マシマシ600gを注文している人がいた。もはや山というより丘を越えた山脈のような盛りで、私のオーダーなど大人しいものに感じられた

スープは

「豚骨と背脂を長時間じっくり煮込んだ乳化が特徴」とのことで、濃厚で少し甘めの優しい味わい。これがまた疲れた体にじんわりと染みてくる。麺はやや平打ちで太く、ワシワシごわごわした食感。硬くて太くて、もはや「すする」ことが難しいため、噛み締めるようにして「飲み下す」という表現がぴったりくる。だが二郎系ラーメンはこれでなければならない。これこそが醍醐味なのだ

分厚く、脂身たっぷりのチャーシューを堪能しつつ

丼の中身をひっくり返して天地返しを繰り返し、気付けば15分ほどで完食していた。満腹であり、幸福感であり、達成感でもあった

引越しもほぼ完了し、美味いラーメンも食べた

あとは無事に長野まで帰るだけ。さぁ、ゆっくりと参ろうではないか。こんなふうにして、東京との往復の日々は一区切りを迎えようとしている。疲れも多かったが、その分だけ思い出も積み重なった。今となっては、それも悪くない旅の一部だったのだと思えてくる

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