店名 米とアカボシ 八十八手
場所 長野県長野市南千歳1丁目28番3 長野NCビル 1-A
駐車場 なし
バリアフリー ◯
子育てが終わってしまえば人生も終盤
などと言うと、様々なご意見をいただきそうだが、その通りなのだから仕方がない。小さな子どもがいれば、やれ学校だの行事だのと、外へ出ることも、やらねばならぬこともたくさんあるし、彼女ら彼らが実家住まいであれば、まだいろいろあるのかもしれないが、不在となって10年以上、帰ってくる予定もない、こちらも帰ってきてもらいたくない。となれば、なにをすることもなく、老夫婦ふたり静々なんとなく過ごしていくしかない。まことに寂しいばかり、これぞ「人生の終盤」と言わずしてなんというか
そうはいっても
「子育て」という、重大なる義務もない、責任もない。近々、ならやま様に向かおうか、なんて殊勝なことは考えていないし。資産はないが借金もない、クルマのローンが少しあるが、大した額でもない。楽といえばこれ以上ラクな暮らしはない。アタマの中で、おれはこの世で一番!無責任と言われたオトコ!なんてメロディが流れっぱなしの毎日だ
そして今日も今日とて
思いつきで映画を観に行ってしまう。どうせやることなどないのだ。家内も誘ってはみたが、彼女は彼女でひとりやりたい事があるらしく、ひとりバスで街へ向かう。映画は1978年製作のアメリカ映画。古い古いアクション映画

ではあるが、どーも全体的にパッとしない。なんでお前、そこで無事なの?笑顔で走ってくるところか?ツッコミどころ満載で、入り込めない。とはいえ、
エリオット〈ニューシネマのヒーローになりそこねた〉グールド

O・J〈犯罪者になる前のアメフトヒーロー〉

シンプソン、テリー〈刑事コジャック〉サバラス

なんて、懐かしい顔をみることが出来たから、満足といえば満足
映画が終わると
13時少し手前。権堂アーケードでランチもよいが、今日は気分で長野駅前に出てみよう。ちょうどバスも来た。この暑中に歩くことなどできる筈もない。車内はかなりな混雑で、座ることが出来なかったが、数分の間凉を得ることができてよかった
さてナニを喰らおうか
最初は「草笛」でそばでも手繰ろうかと考えていたのだが、MIDORIに移転してから、かなり値上がりしたようで、中盛とかき揚げで2000円オーバーでは、手が出ない。ではどーしようかなと、ふらふらしていたら、ばったりこの店と出会した
「米とアカボシ 八十八手」

東急REIホテル1階にある、いかにも居酒屋という風情だが、明るくて垢抜けた空間は、チェーン店っぽくもある。調べてみたら、オーナーご自身が運営されているそうだ。これは失礼いたしました。夜は居酒屋、昼はランチという業態。昼のみアリで、中にはかなり盛り上がっている席もある。土曜日だしね。私の目当ては酒であるはずもない。こちらのこだわりは「米」。夜は「あて巻き寿司」、昼はおにぎりだそうな。あて巻き寿司ってなんだろ?
おにぎりメニューは3種類

おにぎりとたくさんのおかずが搭載された御膳、そこに焼き魚がメインとしてついたもの、そして信州牛がメインのもの。焼き魚を注文したのたが、ちょうど売り切れてしまったとのことなので、変更してみた
「おにぎり信州牛御前」1800円

たくさんのおかずと味噌汁、おにぎりという構成の、じつに豪勢なるメニュー。価格も高いが、ここは構わない。どうせひとりだし。おかずは8種類もあり、どれも米に合うものばかり
鶏そぼろ

しば漬け

切り昆布と魚卵の佃煮

なすとピーマンの油味噌

味玉

蒸し鶏と小松菜の和え物

ブリの刺身

ローストビーフ

板海苔に包まれたおにぎりは

かなり小さめの設え。ふた口で終わってしまう程度のサイズのものが、2個ずつ供される。これ3個でご飯茶碗一杯くらい。ふわりとにぎられており、口に運ぶ前に、崩れてきてしまう。ここにおかず類を乗せていただくのだ。どれもが優しい味わいで、とてもよろしい。ローストビーフはボリューミーかつ素晴らしい









味噌汁のおかわりがほしい
と思って周囲を見渡すと、隅の方にセルフコーナーとして

出汁茶漬け

玉子かけご飯

が食べられるようになっている。おにぎりをおかわりして、双方ともにセッティング。出汁茶漬けというのは、電気ポットに入った出汁と塩昆布、ゆかり、高菜が用意されている。茶碗にコロリとおにぎりを納め、それぞれ施していただく。こちらも優しくてGOOD!玉子も可愛らしいSサイズ。醤油かけてぐちゃぐちゃかき混ぜていただきます

おにぎり6個ご飯茶碗で2杯分くらいか。これでお腹いっぱい満足々々。さぁちょうどバスも来た。涼しいところでゆらゆら帰ろう。帰宅したらナニもすることがないから、昼寝でもしようか

