店名 松屋 長野柳原店
場所 長野県長野市大字小島86-1 [地図はこちら]
電話 026-256-4072
ジャンル 牛丼チェーン店
バリアフリー ◯
駐車場 あり
食べたもの 「濃厚オマール海老ソースのチキンフリカッセW定食 ポテトサラダ付」1250円
当代随一
とまでは言わないが長野県で20位くらいには入る変わり者ど変態オタクではあるが、いかに変わっているかなどヤボな話題はやめておこう、所詮は松本と千曲市の両兄には敵わないのだ。
そんな私の
幼少期はどうだったかというと、やはり風の変わった子どもであったと思う。映画だの歴史だの役に立たない知識はあるが勉強が出来るわけではない。授業中などほとんどぼーっと外か時計を見ているような、大人しいのはよいが何を考えているかわからない。そんな子どもであったと思う。
遊んでまわるお友達もいたが
根本的なところで話が噛み合わない。わが家は子ども番組など観せてくれないモラハラ家庭だったから、アニメだの流行歌だのも知らない。まわりが西城秀樹だのマジンガーZだのの話をしている時にこちらは兄が聴いていたビートルズを口ずさんでいるし。じゅうぶん浮きっぱなしの子どもであったし、そこをからかわれる事もあった。まぁ気にすることもなかったが、やはり変なガキだったなぁ。
「世界の料理ショー」
という番組があった。カナダで製作された料理番組で、料理研究家グラハム・カーが手際よく世界の料理を作るという趣旨だった。手際のよさと軽妙な語り口、そしてそれまでの日本人が知らなかった料理や素材が登場してそれは楽しかった。アンディーブ、アーティチョーク、メイプルシロップなんてものどもはここで名を知ったのだ。
あるときグラハム・カーが紹介した素材が物議を醸したことがある。冷蔵庫から取り出した、紅いなにかを彼は
「これはロブスター、日本では海ザリガニというんですよ」
は?海にザリガニがいるのか?日本ではと言ったが、どの地方で獲れるのか。謎のまま学校でその事を話したらみなから
「えー!また変なこと言ってやんの!海にザリガニなんかいるわけねーだろ!」
と言われてしまった。ロブスターなんて誰も知らなかったから仕方のない事でもあったが。
「松屋 長野柳原店」
さていつもの松屋さん。このところ新作が出るたびに、というか新作を心待ちにしている。はて今回はどんなものが登場してくれるのやら。
「濃厚オマール海老ソースのチキンフリカッセW定食 ポテトサラダ付」1250円
じつはロブスターとオマール海老が同じものと知ったのはごく最近のこと。レッドロブスターのそれによい記憶がなく、興味がわかないという事もあったし。フリカッセとは
フランスの家庭料理で白い煮込み。バター等の油でたまねぎをしんなりするまで炒め、鶏肉や魚介類を加えて絡めて炒め、ワインやブイヨン、ローリエを入れ、煮立ったら生クリームを加えて作る料理である(Wikipedia)
との事だが、白よりも落ち着いたベージュのとろとろはオマール海老の香り、味わいで充満している。そこに浮いている鶏肉はぷりぷりでとてもよい。うっかりポテトサラダ付としてしまったが、フリカッセのソースとポテサラの相性がよくこれはこれで正解であった。
先ほどの場面
別に友人も私もイジメといった認識はない。変わったヤツが変わったこと言ってるな、という程度のこと、今も昔も気になどしていない。とはいえ
「海にザリガニなんかいねーよ」
と大きな声を出していたTくんの赤ら顔が忘れられない。今なにをやっているかな。確認しようもないのがもどかしくてならない。
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