店名 松屋 長野柳原店
場所 長野県長野市大字小島86-1
電話 026-256-4072
ジャンル 牛丼チェーン店
バリアフリー ◯
駐車場 あり
食べたもの 「ボロネーゼ&マスカルポーネ風Wソースのハンバーグライスセット 豚汁大変更」820円
社会の豊かさを
測る尺度はいくつもある。GNP、GDPといったどれほど生産性があるか、あるいはどれほどお金を稼ぐことができるか。という経済的な側面を取り上げていく手法がわかりやすいといえばこれ以上のものはないだろう。
ただ
それ以上に選択肢のある世の中であった方が、より一層豊かであると思う。ひとつの道よりふたつ、あるいはみっつといった道があった方がよいに決まっているではないか。たとえば私の父親や母親の時代のように『これしか生きていく術がない』といった状況はやはり不幸でしかない。
現代は
様々な意味で、決してよいとは言えない時代といえる。このままでは後世に『ロクでもない時代』とされるのは間違いないだろう。とはいえ、選択肢を多数もてる状況となったのは、史上初といえる。職業にせよ趣味にせよ身につけるものにせよ、『いくつかある中からひとつ選ぶ』のではなく『迷ったら両方』と素直に言えることだけは、やはり豊かである証拠であると思う。
「松屋 長野柳原店」
すき家、幸楽苑、ステーキガスト、かつや、丸亀製麺そして松屋が立ち並ぶ国道18号線は多彩な選択肢を持つことが出来る、とても幸せな道のりだ。これらの店々はチェーン店系だからとバカにできないのだ。没個性にみえるが今月はこれ、来月はこれと様々な企画商品で楽しませてくれる。そして今日はまたしても松屋さん。牛丼を逸脱したとさえいえるメニューは素晴らしい。そして今回はこちら。
「ボロネーゼ&マスカルポーネ風Wソースのハンバーグライスセット 豚汁大変更」820円
ボロネーゼとは香味野菜と肉を煮込んで作ったソースのこと。日本のミートソースとされるものはこれが原型らしい。ミートソースは昔から好きで、クドいもの好きのわが家でスパゲティといえば茹でたパスタを一度ケチャップで炒めてからミートソースをかけるという荒業であった。これを学校で話したら隣のIさんという山椒魚に似た可愛らしい女の子から嫌な顔をされてしまったが。
ハンバーグ
それもけっこうデカい肉塊の上に大好きなボロネーゼソースがどろり。そしてその上にはマスカルポーネ。…ってなんだ?とは言わないよ。イタリアのクリームチーズのことだ。正確にはどこそこでこうやって作り上げたチーズという定義があるのだろうが、そんな野暮は言わない。肉汁たっぷりハンバーグにギットリ濃い味のボロネーゼ、そこにねっとりまったりマスカルポーネが加わることによって生ずる多幸感、素晴らしい。
これが松屋しかない
ハンバーグしかない、ボロネーゼあるいはマスカルポーネしかない。となれば腹を満たすことは出来るしそれなりの幸福感にひたることは出来るが、たっぷりまんまる幸せとまではいかない。ああやはり幸せな時代だ。アイツらさえいなければなぁ。
コメント